アメリカの妊婦健診を徹底解説!エコーやNSTはある?

アイキャッチ(妊婦健診徹底解説)妊婦検診

こんにちは。ニューヨーク州ウェストチェスター在住のかのんです。

私はニューヨークのWhite Plains Hospitalで次女を出産しているのですが、第二子とは言え初めてのアメリカ出産。情報が少なくとても苦労しました。
そのため同じような境遇の方の力になれたらと思い、自身の体験をもとにアメリカニューヨークでの出産についてまとめています。

今回はアメリカの妊婦健診の流れや、日本との違いについてです。

基本的には日本の妊婦健診と同じ流れですが、少しずつ違う部分があります。
また、慣れない英語環境での受診で緊張することと思います。
知っておくと安心する細かな情報や、よく使う表現などもまとめているのでぜひ参考にしてください。

受付、採尿

まずは受付で、ドクターの名前予約の時間自分の名前を伝えます。確認のため生年月日(Date of birth)を聞かれることもあります。

例:I have an appointment with Dr.〇〇 at 9:00 am today. I’m 〇〇.

その後採尿カップを渡されるので、採尿して提出します。
日本では紙コップに採尿することが多いと思いますが、アメリカではキャップ式の蓋のついたしっかりした容器を渡されます。

体重・血圧測定

待合で呼ばれたら、次は体重測定です。

靴のまま体重計に乗るのでかなり重いような気がしてひやひやしますが、アメリカでは妊娠中の体重増加にはかなり寛容です。噂によると20kg増でも何も言われないとか。
日本は体重増加に厳しいので驚きです。

ちなみに測定された体重はポンドなので、どのくらい増えたか日本人にとってはいまいち把握しづらい…

その後血圧測定があります。血圧測定は日本と同じです。

体重、血圧測定をしながら、ナースからの問診があります。よく聞かれたことを以下にまとめました。

・薬やサプリメントを服用しているか。
・赤ちゃんはよく動いているか。
(妊娠中期以降)
・腹痛や出血などは無いか。

気になる症状があるときはこの時点で伝えておくといいです。

かのん
かのん

英語であかちゃんの動きを伝えるときは、movingkickingがよく使われます。

妊婦用のビタミン剤はprenatal vitaminsです。

診察・エコー

その後診察室に通されます。

アメリカでは診察室がいくつかあって、自分が待機している診察室に先生が回ってくるのを待つスタイルが多いように感じます。
日本では、先生のいる診察室に患者が順番に入っていくので真逆ですね。

アメリカの妊婦健診では、「エコーは初期、中期、後期に各1回ずつ、合計3回のみ」とよく聞きますが、私は毎回エコーがありました!
(注:安定期以降の健診です。初期は日本で受診していたので分からず…。)

エコー写真も、毎回ではないですが何度かもらえました。もらえるかどうかは先生の気まぐれです。笑

ちなみにアメリカの健診では4Dエコーは取り扱っていません。日本で出産した長女の時はは毎回実施してくれる病院だったので、少し残念でした…。

アメリカには4Dエコーで赤ちゃんの顔を録画してくれるサービスを提供するお店があります!
病院ではなく、こういったサービスを利用するのが一般的です。その場合、エコー動画写真心音を再生できるぬいぐるみなどがセットになっていることが多いです。

かのん
かのん

4D Ultrasound near me」などのキーワードで検索してみてください。

次回予約

診察終了後は受付に寄って、次回予約を取って終了です。

お会計は無く、後日請求書が電子もしくは郵送で届き、そこで支払いです。(アメリカでは基本的に、産科に限らずどの病院もこの支払い方法です)

私(特にリスク無し)の場合、以下の頻度での健診でした。

・妊娠中期:1ヶ月に1回
・妊娠後期:3週に1回
・臨月:週に1回

日本よりはかなり少ないですが、第二子だったこともあり、特に不安はありませんでした。

ちなみに内診は37週が初回で、以降は毎回ありました。39週で計画誘発分娩をしましたが、それまで一度もNSTはありませんでした。

日本では内診台のある診察室と、先生のいる診察室が別になっていて、行き来するパターンが多いですよね。
日本の内診台にはおなかのあたりにカーテンも付いていて、内診中に先生からこちらの顔は見えない状態です。

アメリカは全く違います。完全にオープン。笑

examination table

こんな感じのベッド?椅子?が置いてある部屋で、内診のある日は下の服を下着まで全部脱いでここに座り、先生が来るまで待機します。笑 (上にかける紙だけもらえます)

先生が来たら足を乗せる台を椅子から出してくれるので、そこに足を乗せてそのまま内診です。
日本とあまりにも違うので、初回はめちゃくちゃ動揺しました。皆さんここで心づもりしておいてください。

経腹エコーの時も同じ台です。

日本だと当たり前のように記載してもらえる母子手帳ですが、アメリカで記載してもらうのは難しいと思っておいてください。

私は健診の結果がアプリで見られる病院だったので、そこから自分で母子手帳に書き写していました。
出生時の記録のみ、先生にお願いしてサインしてもらいました!

私は渡米前に妊娠していたので日本で母子手帳をもらって来ましたが、アメリカに限らず海外で妊娠した場合、母子手帳はPDFでのダウンロード形式のようです。

ニューヨークでは紀伊國屋書店で購入可能と聞いたことがあります。

アメリカの一般的な妊婦健診の流れをまとめました。
本ブログでは他にもニューヨークでの妊娠・出産情報をまとめているので、よかったら見ていってくださいね。

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